WordPressの自動更新でサイトが見れなくなったときの解決方法
先日、2年ほど前に制作した「キャンプ場のホームページ」の管理者から電話がありました。
その内容は、

「ホームページが見れなくなってしまったのですが、直せますか?」
というもの・・・。
すぐにサイトのURLをたたいてみると「真っ白」な画面です。
管理画面のURLも同じく「真っ白」で何もエラー表示もされません。

管理者様はおそらく相当パニックだったことでしょう。「すぐに確認してみますね」と電話切り何が原因なのか探してみたところ、最終的にはXサーバーで契約しているドメインサーバーの「PHPのバージョン」の問題でした。
このように、急にサイトが見れなくなってしまったときの原因は、おおよそいくつかのパターンのどれかが原因と言われています。今回、私が試してみた流れを解説しながら辿っていきたいと思います。
プラグインをすべて停止してみたが・・・
FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーで「wp-content/plugins」というフォルダがありますが、この「フォルダ名」を別の名前に一旦変更してみます。例)plugins → plugins_bk ※フォルダ名を変更することにより自動的にプラグインがすべて停止する
画面が表示されない最も多い原因と言われている「プラグインの互換性の不具合」によるエラーかと思いきや、まったく真っ白な画面は変わりませんでした・・・。あれれ???
ドメインサーバーのPHPバージョンを下げてみた・・・
今回のキャンプ場のホームページは、Xサーバーでドメインとレンタルサーバーを契約していました。
Xサーバーのサーバーパネルにログインし「PHP」から「PHP Ver.切替」のページを開くと、対象のドメインの現在のバージョンが「PHP8.1.34」となっていたので、ひとつ下のバージョン「PHP8.0.30」にダウンしてみたところ、元通りホームページが表示されるようになりました!

おそらくこの2~3日のどこかで、WordPressのバージョンが自動更新でバージョンアップしたことにより、ドメインサーバーのPHPバージョンとの組み合わせ、プラグインとの嚙み合わせで不具合が出ていたのが原因かと思います。
他にも原因と考えられることはいくつかありましたが、今回は私自身が解決できたこの「ドメインサーバーのPHPバージョン切替」について解説しておきました。いざ困ったときにどうすればいいの?わからない!と困っている方がいると思うのでこの方法も試してみてはいかがでしょうか。
WordPressを自動更新させないように設定しておく
今回の原因は、そもそも自動的に更新されたWordPressのアップデートかもしれません。もちろん、セキュリティ的にはWordPressは常に最新の状態にアップデートすることが推奨されています。ですが、知らない間に自動更新されていてサイトが見れなくなっているのに気が付かなかった!ということがあるのも問題ですよね。
そこでWordPressの更新は「自動」ではなく「手動」でアップデートするように変更しておきます。
WordPressの更新(アップデート)には3種類ある
WordPressの更新(アップデート)には「3種類」あります。
| メジャーアップデート | 7.0.1 | 大規模なデザインや機能を変更したとき |
| マイナーアップデート | 7.0.1 | 一部機能の改修や追加機能を実装したとき |
| パッチアップデート | 7.0.1 | 軽微なバグの修正や誤字・注釈を変更したとき |
メジャーアップデート
WordPressのメジャーアップデートは「6.0→7.0」や「7.0→8.0」などの1桁目の数値が変わるアップデートであり、テーマやプラグインへの影響が非常に出やすいほどの変更がされた可能性があります。自動更新により不具合が発生するケースは、このWordPressのメジャーアップデートがされたタイミングで非常に起こりやすいと言えるでしょう。
マイナーアップデート
マイナーアップデートは「6.9→7.0」や「7.0→7.1」などのように、2桁目の数値が変わるアップデートで、不具合を改修するために一部機能を改修したり、セキュリティ対策を目的とした小規模なアップデートがされたときに更新がされます。改修規模にもよりますが、稀にマイナーアップデートによるプラグインとの不具合が出るケースがあります。
パッチアップデート
パッチアップデートは「7.0.0→7.0.1」のように、3桁目の数値が変わるアップデートで、バグの修正や誤字・注釈の変更の際にアップーデートされます。パッチアップーデートについては、ほとんどサイト本体には影響がないケースが多いため、自動更新に設定されていても問題が起きにくいと言えるかもしれません。
今回は「自動更新」を「手動更新」に切り替える方法として、メジャーアップデートのみ手動更新に変更して、マイナーアップーデート以下の「メンテナンスリリースとセキュリティリリースは自動更新のまま」にしておく設定をしていきます。
その方法は、管理画面の「更新」から更新ページを表示します。

現在のバージョン:のところに「このサイトはWordPressの新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」という文章が記載されている場合、「自動更新がON」になっている状態です。
これを「自動更新OFF」にするには、黄色部分の下に書かれた「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」のリンクをクリックすればOKです。

「このサイトはWordPressのメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。」という文章に変更されていれば、「自動更新がOFF」に変更されています。
これで、WordPressの自動更新(アップデート)はされなくなりますので、急な不具合の可能性は下がりますが、適時バックアップを取りながら、バージョンアップを手動でしていく必要があります。忘れずに定期的に更新するようにしていきましょう。
今回は「ドメインサーバーのPHPバージョン」とWordPressの最新バージョンの互換性の問題でしたが、それ以外の原因で急にサイトが見れなくなることも良くあります。いざってときも慌てずに、原因かもしれない要素をひとつずつ探っていきましょう!